では、「土御門邸の秋」の前回の続きの文章を見ていきましょう。
前回の解説はこちら。
『紫式部日記』「土御門邸の秋」の現代語訳と重要な品詞の解説1
本文
重要な品詞と語句の解説
語句【注】 | 品詞と意味 |
1 御前 | 名詞。ここでは、藤原道長の長女で、一条天皇の中宮である彰子のこと。 |
2 近う | ク活用の形容詞「近し」の連用形。「近く」が「近う」に変化(ウ音便)している。 |
3 さぶらふ | ハ行四段活用動詞「さぶらふ」の連体形。謙譲語。意味は「お仕えする」。「御前」に対する敬意。 |
4 はかなき | ク活用の形容詞「はかなし」の連体形。意味は「たいしたことない・取るに足りない」。 |
5 する | サ変動詞「す」の連体形。 |
6 聞こしめし | サ行四段動詞「聞こしめす」の連用形。「聞く」の尊敬語。意味は「お聞きになる」。「御前」に対する敬意。 |
7 なやましう | シク活用の形容詞「なやまし」の連用形。「なやましく」が「なやましう」に変化(ウ音便)している。意味は「具合が悪い。疲れて大義だ」。 |
8 おはします | サ行四段動詞「おはします」の終止形。「居る」の尊敬語。意味は「いらっしゃる」。「御前」に対する敬意。 |
9 べかめる | 推量の助動詞「べし」の連体形+推定の助動詞「めり」の連体形。本来の形は「べかるめる」であったのが、撥音便化で「べかんめる」となり、「ん」が表記されない形(べかめる)となった。意味は「~にちがいないようだ」。 |
10 さりげなく | ク活用の形容詞「さりげなし」の連用形。 |
11 せたまへる | 尊敬の助動詞「す」の連用形+ハ行四段活用の補助動詞「たまふ」の已然形+存続の助動詞「り」の連体形。「せたまへ」は二重尊敬。意味は「~なさっている」。「御前」に対する敬意。 |
12 の | 格助詞の主格。意味は「~が」。
「の」の見分け方については、以下のページで詳しく解説をしていますので、よろしかったら、ご確認下さい。 |
13 さらなる | ナリ活用の形容動詞「さらなり」の連体形。意味は「いうまでもない」。 |
14 なれ | 断定の助動詞「なり」の已然形。 |
15 かかる | 連体詞。意味は「このような」。 |
16 まゐる | ラ行四段動詞「まゐる」の終止形。謙譲語。意味は「お仕えする」。「御前」に対する敬意。 |
17 べかりけれ | 適当の助動詞「べし」の連用形+詠嘆の助動詞「べし」の已然形。意味は「~するのがよかったのだ」。
「べし」の見分け方については、以下のページで詳しく解説をしていますので、よろしかったら、ご確認下さい。 |
18 うつし心 | 名詞。意味は「現実の心・正気」。 |
19 ひきたがへ | ハ行下二段動詞「ひきたがふ」の連用形。意味は「すっかり変える」。 |
20 たとしへなく | ク活用の形容詞「たとしへなし」の連用形。意味は「たとえようもない」。 |
21 よろづ | 名詞。意味は「すべての事」。 |
22 忘らるる | ラ行四段動詞「忘る」の未然形+自発の助動詞「る」の連体形。 |
23 かつは | 副詞。意味は「一方では」。 |
24 あやし | シク活用の形容詞「あやし」の終止形。意味は「不思議だ」。 |
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現代語訳
いかがでしたでしょうか。
この箇所では、敬語表現がたくさん出てきますが、敬意の方向はすべて「御前(中宮・彰子)に対するものですので、訳がきちんとできるようにしておきましょう。
また、音便が出てきていますので、元の形(本来の形)が分かるようにしておきましょう。
なかなか、面白かったぞ。
お主の講義に免じて、
小奴を解放してやろう。
嫌です。小閻魔様。私を
地獄に連れて行って下さい。
ポケモンGOをやりながら、
霊界探偵をやりますから。
えっ?由井君。
霊界探偵って何ですか?
ご存じないのですか?
霊界探偵は人間界で悪事を働く
妖怪を取り締まる探偵です。
ちなみに私の下の名前は
幽祐(ゆうすけ)ですよ…。
霊界探偵のゆうすけ!!!
どっかで聞いたことがある・・・。
ゆうすけ!!!
その名前気に入った。
貴様は今日から霊界探偵
として働いてもらう。
地獄へこい。
小閻魔様。
ありがとうございます。
倉橋さん、お別れです。
次回、お会いする時には
立派な霊界探偵になってきます。
あーー。行っちゃった…。
大丈夫かね…。